幼き頃から、馴染み深いその山を眺めては 憂愁を、悲しみを、苦しみを和ませてきた 四歳からの我の全てを見つめていた山は 十九歳になったとき 「もう、お前は一人前だよ」って 我が三河から出ることを許してくれた