青春詩集(第1章 信条)
          
          我道

   現在、我が歩いている道は我が道にあらず

   かって他人の歩いた道を歩くにすぎず

   かって他人の歩いた道は永遠にあれど

   我は他人の道の始点に立っているにすぎず


   ある人は、埋もれ荒れ果てた荒野に

   新たなる道を切り開き

   彼の道を歩いている

   彼もかっては、他人の歩きたる道を歩み

   その道を基にして、新たなる道を切り開いている

   我も我が道を切り開かんことを欲す

          

                  正義感

          自由剥奪一生

          生まれながらにして、私は過酷な刑を受けている

          傍から見れば、自由奔放に見えるかも知れない

          しかし、私は

          目に見えない何物かで縛り上げられている

 

          自由剥奪一生

          これが、私の性格を作り上げている

          何故私は

          これなる刑を受けねばならないのか

          何故神は

          私に自由をお与えにならないのか

 

    正しき者は

   正しき者は常に悩む

   されど、その者の悔いは少なし

   心小さくして悔い多く、心正しくして悩み多くば

   これつまらぬ者なり

   されば、生涯を悩み通し

   悔い少なく、心大にして生きることこそ
   我が理想とせむ

 

                    

          人は、永遠なる命を持つかのように

          自分を偽る

          明日死ぬと言う覚悟があれば

          世界は、平和だろうに